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「厄年」のスタートはいつからいつまで?新年から年末まで?立春から節分まで?

「厄年」とは、一般的には数え年で計算される年齢のことですが、満年齢を基準にする寺院や、どちらの方法でも良いとする場所もあります。

さらに、この特別な年が始まるタイミングは、寺院や神社によって異なり、新年の初日から始まることもあれば、立春の日から始まることもあります。

この記事では、次のような内容を紹介します。

・「厄年」の多様性について
・一般的な「厄年」の年齢とその数え方
・「九星」を基にした特別な年

それぞれの詳細を見ていきましょう。

「厄年」の多様性

「厄年」には、一般的なものの他に、「九星」に基づく特別な年が存在し、それぞれの年の始まりの日も異なります。

年齢については、古希(70歳)や喜寿(77歳)などの長寿を祝う年齢も「厄年」と考えることがあります。

「厄年」の基準日

一般的な「厄年」については、以下のように定められています。

・多くの神社や寺院では認められている。
・その年の始まりは1月1日。

この一般的な「厄年」は、十二支や農家の役割を担う年齢などを基に、「災難に遭遇しやすい」とされる年齢で決定されています。

「九星」に基づく特別な年について

「星祭り」や「八方除け」などを行う寺院や神社では、「九星」に基づいた特別な年を設けています。
この特別な年は立春から始まります。たとえば2024年では立春は2月4日からです。

九星気学においては、人の運命は生まれた年の九星(運命星)に影響されるとされています。運命星が「八方塞がり」の状態にある年を「厄年」と定義します。

九星に基づいて厄除けや厄払いを行う寺社では、立春をその年の分かれ目とすることがあります。立春は旧暦(太陰太陽暦)における春の始まりであり、1月1日と同様に、新たな1年のスタートとして捉えられていました。

一般的な「災厄(厄年)の年齢」

災厄(厄年)の年齢について

神社本庁によると、以下の年齢が災厄とされています(数え年に基づく)。

【男性】

前厄本厄・厄年後厄
24歳25歳26歳
41歳42歳(大厄)43歳
60歳61歳62歳

【女性】

前厄本厄・厄年後厄
18歳19歳20歳
32歳33歳(大厄)34歳
36歳37歳38歳
60歳61歳62歳

多くの寺院や神社では、61歳を女性の厄年として加えています。

2024年の災厄年早見表

2024年に厄年を迎える人の生まれ年(数え年基準)は以下の通りです。

【男性(2024年)】

前厄本厄・厄年後厄
24歳(2001年生まれ)25歳(2000年生まれ)26歳(1999年生まれ)
41歳(1984年生まれ)42歳(1983年生まれ)43歳(1982年生まれ)
60歳(1965年生まれ)61歳(1964年生まれ)62歳(1963年生まれ)

【女性(2024年)】

前厄本厄・厄年後厄
18歳(2007年生まれ)19歳(2006年生まれ)20歳(2005年生まれ)
32歳(1993年生まれ)33歳(1992年生まれ)34歳(1991年生まれ)
36歳(1989年生まれ)37歳(1988年生まれ)38歳(1987年生まれ)
60歳(1965年生まれ)61歳(1964年生まれ)62歳(1963年生まれ)

災厄(厄年)年齢の数え方

寺院や神社では、災厄年齢を定める際に「数え年」を基準にしています。

基本的には「数え年」で計算されます。これは神社本庁の「厄祓いについて」にも記載されています。

しかし、例外も存在します。

川崎大師のように「満年齢」を用いる場所や鶴岡八幡宮のように、「数え年」と「満年齢」のどちらでも祈願が受けられる場所もあります。

数え年の計算方法

「数え年」では、生まれた時点で1歳と数えられます。その後、新年を迎えるたびに年齢が1歳増えます。*誕生日では年齢は増えません。

例:12月31日に生まれた赤ちゃんは、翌日の新年には2歳になります。

例として、2024年中に満32歳になる人は、その年の1月1日から数え年で33歳となります。

数え年の計算は以下のようになります。

・1月1日から誕生日前日まで:満年齢+2歳
・誕生日から12月31日まで:満年齢+1歳

早生まれのケース

「数え年」では、早生まれの人は同学年が下の同級生と同じ年齢となります。

例えば、1月から3月生まれの場合、12月生まれの同窓生より災厄年を1年遅く迎えることになります。

「満年齢」での計算でも同様です。

*成人式は「学年」に基づいており、同じ年度内で20歳になる者が対象となります。

「厄年」の期間について

厄年は、数え年でその年になる1月1日から12月31日までの1年間とされます。前災厄や後災厄も同様に、それぞれ1年間の期間を持ちます。

災厄年の期間:1月1日から12月31日

*数え年が基準であり、誕生日は満年齢の変更にのみ影響し、厄年自体には影響しません。

節分に「厄除け大祭」を行う場所では、多くの場合、1月1日から始まる1年間が厄年とされています。

九星に基づく「厄年」

九星気学は陰陽道に起源を持ち、九星図を用いて吉凶を判断します。

この学問においては、人の運気は生まれた年の九星(運命星)によって決定されます。運命星が九星図のどの位置にあるかによって、その年の運気が変化します。

九星における大災厄

九星では、「八方塞がり」となる年を大厄の年と定義しています。八方塞がりとは、逃げ場がないような状況を指します。例えば、五黄土星が八方塞がりの状態である場合、それは大厄の年とされます。

八方塞がりの年の計算方法

自分の運命星がわからなくても、八方塞がりの年は簡単に計算することができます。八方塞がりの年は、数え年の1の位と10の位の合計が「10」になる年となります。

例えば、数え年で19歳、28歳、37歳、46歳、55歳、64歳などです。これには10歳も含まれます。これは一般的な災厄年よりも頻度が高いですね。

九星を用いる寺院や神社

九星は方位を決めるために用いられます。八方塞がりなど特定の災厄年だけでなく、年齢に関わらず、いつでも厄除けや厄払いを行う寺院や神社が存在します。

また、これらの寺院や神社では、一般的な厄払いも実施されることが多いです。

– 立春を年の始まりとする寺院や神社

「八方塞がり」など、九星に基づいた災厄年は、立春を年の始まりとする場所が多くあります。立春の日をその年のスタートとして、翌年の節分の日までを1年間と見なします。

例えば、東京の堀之内妙法寺や千葉の千葉神社では、このように1年間を定めています。

立春を基準とした数え年の計算方法

立春を起点とした数え年は、その年の立春から翌年の立春の前日(節分)までに迎える満年齢を基に計算されます。たとえば、今年の立春から来年の立春の前日までに36歳になる人は、立春の日から数え年で37歳となり、九星に基づいた厄年を迎えることになります。

この方法は少し複雑なので、参拝を考えている寺院や神社のウェブサイトに掲載されている早見表を確認すると良いでしょう。

*この方法では、早生まれの人も、翌年の節分までに生まれた同級生と同じく厄除けを受けることができます。

その他追加情報

一般的な厄年に対する「厄払い、厄除け」の儀式も行われています。例として、東京の堀之内妙法寺、千葉の千葉神社、神奈川の寒川神社、京都の城南宮などがあります。

特に神奈川県の寒川神社では、「八方除」の儀式を行い、これは年齢に関わらず、さまざまな災厄から守るための祈願が可能です。

九星には他にも厄年とされる年齢が存在するため、訪れる予定の寺院や神社のウェブサイトで情報を確認し、自分の運命星についても調べることができます。

まとめ

厄年には、一般的なものと九星に基づく2種類があります。

一般的な厄年の計算方法は次の通りです:

・数え年を基準にして計算します。
・年の始まりは1月1日です。
・その年に迎える満年齢がその年の数え年となります。

例えば、今年中に33歳になる場合、新年時点での満年齢が32歳でも、数え年では33歳となり、特別な災厄年を迎えることになります。

九星に基づく災厄年では「八方塞がり」が重要なポイントです。

・これも数え年で計算します。
・年の始まりは立春からです(2024年は2月4日)。
・その年の立春から翌年の節分(立春の前日)までに迎える満年齢が、その年の数え年となります。

厄年は科学的な根拠に基づくものではありませんが、根拠が全くないわけではありません。年齢的に体調に変化が訪れるときなので気をつけるようにという意味もあるそうです。

初詣のタイミングに限らず、いつでも寺院や神社を訪れることで、心新たに新しい日々を迎えることができます。

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