3月に慎重に選んだ球根を庭に地植えしたアマリリスが、5月になると予想を遥かに超える美しい花を咲かせました。一株から複数の大輪の花が開きとってもきれいでした。アマリリスは庭を華やかにし、見る人々の心を捉えます。ここでは、アマリリスを地植えしてから春から夏にかけての成長過程を記録しています。
アマリリスの魅力とは
太くて頑丈な茎には、10~20cmの大きさの鮮やかな花が咲きます。一般的には白、赤、ピンクの花が多いですが、花びらに特徴的な線が入ったものや、葉に斑点がある品種もあり、見た目の多様性があります。八重咲きなど、さまざまなタイプのアマリリスが楽しめます。普通は春に植えて、5月から6月にかけて美しい花を楽しむことができます。
この花を目にすると、思わず口ずさんでしまう懐かしい歌があります。「ラリラリラリラ〜」と始まるこのメロディーは、私たちの幼い頃に親しんだフランス民謡です。元々は「アマリリス」という女性への愛の歌でした。アマリリスはヒガンバナ科ヒッペアストルム属に分類され、学名はHippeastrum × hybridumです。ナイトスターリリーやバーバドスリリーとも呼ばれています。
原産地は中南米で、日本には江戸時代末に導入されました。開花期は5月から6月で、花持ちは約5日から10日です。初心者でも育てやすい丈夫な植物で、新しい色や特徴を持つ品種が続々と開発されており、その多様性も魅力の一つです。
アマリリスの球根を購入
ずっと心待ちにしていたアマリリス。お気に入りの花屋さんで、球根を発見したのは3月のでした。その球根は見た目も大きく、少々値が張りました。これまで育てる自信がなく躊躇していましたが、遂に購入する決心をしました。
店内には様々な色の球根があり、赤や白、そして赤と白の混ざったものまで。どれを選ぶかでかなり迷いましたが、最終的には赤と白の美しい花が咲く球根に決定。
球根に付いていた説明書には、育て方の要点がしっかりと記されていました。排水性が良く、日当たりの良い場所での育成が理想です。秋には栄養をたっぷりと与えて球根を育て、11月からは水やりを控え、冬期間は水を与えずに温度を5度以上に保つことが大切です。
そんなわけで、庭にアマリリスを植えてみることにしました。
3月の終わりに、長い間待ちわびたアマリリスの球根を庭に植え付けました。どんな美しい花が見られるのか、ワクワクします。鉢植えが推奨されがちですが、個人的には地植えのほうが手軽だと思っています。アマリリスは寒さに弱いため、寒冷地では防寒対策が必須です。
追記:特に手入れをしなくても、翌年も見事な花を咲かせてくれました。これは九州に住んでいることも影響しているかもしれません。
5月。アマリリスのことをすっかり忘れていた頃、小さな芽が突然姿を現し、急速に成長を始めました。
その後、待ち望んだ蕾が顔を出しました。
蕾はまるで鳥のくちばしのよう。その中にはこれから開くたくさんの蕾がぎっしりと詰まっています。
数日後、蕾がさらに大きく膨らみ、開花が近いことが感じられるようになりました。確認する度に、その愛おしさに心が引き寄せられます。
そして、花の満開を迎えました。
花が一斉に開き、圧倒的な美しさを放ちました。その美しさには何度も見に行ってしまいました。赤と白のコントラストが、さらに美しさを際立たせています。アマリリスはその優雅さと気品で、見る人全てを魅了します。たった一株でこれほどのインパクトを与えてくれるのです。
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アマリリスの上手な育て方と手入れのポイント
アマリリスの栽培で重要なのは、球根の大きさが花の多さと直接関係していることです。選ぶ際には、サイズだけでなく、健康に見える外観(傷や変色がないこと)に気をつけましょう。この植物は排水性の良い、日の当たる場所を好みますが、寒さにはとくに弱いです。寒い地域にお住まいの方は、冬越しのために球根を掘り上げることがおすすめです。花期中には、週に1度の液体肥料を与えると花がよく咲きます。ただし、冬期は除いて、緩効性肥料を施すことも考えてみてください。
花が咲き終わったら、花茎は根元から切り取ります。その後、葉が伸びてきますが、これを傷つけないように注意が必要です。冬になると、植物の地上部分は自然に枯れて休眠状態に入ります。この期間は、水やりや肥料を控えて植物を休ませてください。春になれば、再び美しい花を楽しむことができます。
アマリリスはとても丈夫な植物で、寒冷地でなければ地植えのままで大きな手間をかけずに育てることが可能です。寒冷地では冬の寒さから守るための対策が必要ですが、毎年新しい球根で挑戦する楽しみもあります。次は、赤いアマリリスを購入して育てたいです。
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