デザインや工作において、カッター作業には欠かせないカッターマット。しかし、必要な時になかなか見つからなかったり、そもそも持っていなかったりすることもありますよね。
カッターマットは、作業台を傷から守り、カット作業をスムーズに進めるために重要です。
では、カッターマットがない時にはどのように対処すれば良いのでしょうか?
今回は、そんな時に役立つ「カッターマットの代替アイテム」を紹介します。
カッターマットの役割と代替品の選び方
カッターマット(カッティングマット)は、カッターやデザインナイフを使用する際に、作業台を保護し、作業効率を向上させるための敷物です。
一般に、塩化ビニール樹脂やオレフィンなどの素材で作られ、柔らかい層と硬い層、さらに柔らかい層の三層構造が特徴です。これにより、変形に強く、カッターの傷も目立ちにくく、滑りにくい表面が作業効率を高めます。
また、目盛りやガイドが付いているため、物の切断がしやすいのも魅力的です。
カッターマットの代替品として必要な条件は、平らさ、刃が貫通せず作業台を傷つけない厚さと硬さ、そして刃を傷めない程度の柔らかさです。
手元にある様々なアイテムがこれらの条件を満たし、代替品として活躍します!
カッターマットの代替となる!12種の便利なアイテム紹介
厚紙や段ボールを使う
カッター作業には、薄すぎない厚紙や段ボールが適していますが、刃が貫通しないよう注意が必要です。カッターに優しい素材であり、手軽に入手可能ですが、一度の使用で耐久性が落ちることがあります。
雑誌を使う
平らに広がる雑誌は、広範囲の作業に適しています。カッターの刃にも優しく、使いやすいですが、紙屑が出るため、作業効率を保つためには紙屑の掃除が必要です。
新聞紙やチラシを活用
複数の新聞紙やチラシを重ねることで、刃の貫通を防ぎます。広げて使用することも、折り畳んで小さい作業に対応することも可能です。使い勝手に応じてサイズを調整できます。
ビニール製デスクマットの使用
一般的なビニール製デスクマットは広く、使いやすいです。紙より滑りにくいので作業効率が良く、しかし、使用後は傷や汚れが目立つため、使用済みのマットが代用に適しています。
下敷きを活用
カット作業には下敷きが適しています。紙類よりも優れた使い心地で、ごみが少ないのが特徴ですが、使用後は傷が目立つため、再利用には不向きです。
プラスチックのまな板を使用
カッター作業には、刃に強いプラスチックのまな板が適しています。刃の滑りが少なく、快適に作業できます。
プラスチック段ボールの利用
段ボール状のプラスチックボードはカットマットの代わりになりますが、細かな作業には向かない場合があります。刃が深く入ることもあります。
ガラス製カッティングボードの活用
丈夫で滑りにくいガラス製カッティングボードですが、刃の摩耗が早いため注意が必要です。
MDFボードの使用
滑らかで丈夫な圧縮木材のMDFボードは、傷が気にならない場合に便利な代替品です。
アクリル板の活用
丈夫なアクリル板はカットマットの代替に適していますが、価格は少々高いです。余っている端材があれば、コストを気にせず使用できます。
ゴム板を使う
ゴム板は刃先の損傷が少ないですが、何度も使うと刃が通りやすくなります。厚みがあるものを選ぶと、より安全です。
コルクマットを使う
クッション性があるコルクマットは刃先を傷めにくいですが、薄いものは刃が通りやすいので注意が必要です。
カッターマットに代わる様々なアイテムがありますが、実際にはカッターマットを超える代用品は少ないです。切りにくさやごみの発生、刃の傷み、作業台の損傷などのリスクもあります。怪我のリスクも否定できません。
緊急時の一時的な代用としてはこれらのアイテムも有効ですが、定期的に使う場合はカッターマットの購入がお勧めです。作業効率の向上と、サイズや機能面での選択肢の豊富さが魅力です。
おすすめのカッターマット3選
【ウチダ】きりっこ A4サイズ (1cm方眼)
手頃な価格でカラーバリエーション豊かなこのカッターマットは、利用者にとって魅力的な選択肢です。
ナカバヤシ 折りたたみカッティングマット A2サイズ
このマットの特徴は、収納や持ち運びが便利な折りたたみ式であることです。
バンコ オレフィンカッティングマット A3サイズ
透明タイプで、トレース作業にも適したカッターマットです。
まとめ
カッターマットは、作業台を保護し、美しいカットを実現し、カッターナイフの刃を守るために必要です。
代替として利用できるアイテムは多数ありますが、特に推奨されるのは、厚紙や段ボール、雑誌、新聞紙やチラシ、ビニール製デスクマット、下敷き、プラスチックのまな板、プラスチック段ボール、ガラス製カッティングボード、MDFボード、アクリル板、ゴム板、コルクマットです。
しかしながら、最良の選択はやはりカッターマットの購入です。