シマエナガは、雪だるまのような白くて丸い形と、ふわふわの羽毛が魅力的な、とても可愛らしい小鳥です。冬は「雪の妖精」と呼ばれることもありますが、実は夏と冬で姿が少し異なります。シマエナガの季節ごとの特徴や、観察できる場所や時期、さらには大きさや重さなどの情報をまとめました。
冬のシマエナガの特徴
冬のシマエナガは、ふっくらと丸い体に長い尾を持ち、全身が真っ白な羽毛で覆われています。これが「雪の妖精」と呼ばれる所以です。寒さを乗り切るために、羽毛の中に空気を取り込んで、ふわふわの丸い形になっているのが特徴です。また、可愛らしい黒い瞳も印象的です。シマエナガは10羽ほどの群れで行動し、都市部や公園などで見かけることがあります。
夏のシマエナガの特徴
夏になると、シマエナガは羽毛が短くなり、体つきもスリムになります。首の部分が少し黒くなり、羽毛の色も少し茶色がかってきます。冬の丸っこい姿とは異なり、まるで別の鳥のように見えることもあります。夏は山深い森で過ごすことが多いため、街中や公園で見かけることは少なくなります。
シマエナガが観察できる場所と時期
シマエナガを観察するのに最適なのは、北海道の冬です。特に1月から2月頃には、山から餌を求めて街へ移動するため、見かけるチャンスが増えます。おすすめの観察スポットは以下の通りです。
千歳市のザバードウォッチングカフェ
これらの場所は広大で自然が豊かなので、シマエナガと遭遇する可能性が高いです。シマエナガの鳴き声は、「チーチー」や「ジュルリジュルリ」といった音なので、耳を澄ませば見つけやすくなります。暖かくなる3月後半以降は、街中で見かけることが減るので、冬の寒い時期に訪れるのが最適です。
シマエナガの大きさ、重さ、寿命
シマエナガの体長はおよそ12〜14cmで、重さは約8gです。スズメと比べるとやや小柄で、非常に軽いです。食べ物は、昆虫や幼虫、木の実、樹液など多岐にわたります。シマエナガの寿命はおおむね3〜4年と短めです。これは、野生環境で暮らしているため、外敵のリスクがあるからです。ペットとして飼われる鳥と比べると、寿命が短い傾向にあります。
シマエナガをペットにできるか？
シマエナガは、ペットとして飼うことはできません。法律によって、シマエナガの捕獲や飼育、ペットショップでの販売は禁じられています。シマエナガは自然界で生きる鳥であり、特に冬の北海道でその姿を見つけることができます。家で飼いたいと思うこともあるかもしれませんが、シマエナガは自然の中で自由に飛び回っている方がいいでしょう。もし、家でシマエナガに癒されたいなら、シマエナガのぬいぐるみなどを置くと良いかもしれません。
まとめ
シマエナガは、白くて丸く、とても愛らしい小鳥です。その魅力的な姿は、特に冬に際立ちます。夏になると、羽毛の色や形が少し変わり、冬のふわふわした感じが失われることもあります。シマエナガを観察するなら、北海道の公園などが適しています。運が良ければ、野生のシマエナガに出会うことができるでしょう。ぜひ、外でシマエナガの姿を楽しんでください。
